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松本→新潟市(戻り) 9月26日(日)

By , 2010年10月26日 9:45 AM

9月26日(日)
松本→新潟市(戻り)
昨日以上の良い天気。宿の窓からは周辺の山々がはっきりと見え、こんな日が続いてくれていたら・・・
戻りだけなので、ゆっくりと宿を出発するつもりだったが、気持ちは高ぶり早々に出発。
ルート案内では高速道路利用がメインなのですが、奈良井川に沿って安曇野市へ。
充分にきれいな奈良井川も安曇野市に入った辺りで梓川と合流し、高瀬川・穂高川を加え犀川となり、千曲川と合流して、やがては新潟県へと流れ下っていく。
長野県までサケを上らせようと活動されている人達や団体のことがふと思い浮かぶ。

参照)http://www17.plala.or.jp/mizubenokai/

車窓から前方左側は北アルプスの稜線が前方立山方面まで延々と続いている。
右手は美ヶ原や聖山らの連山。ここで1ヶ月程生活すればこれらの山々の名前をすべて覚えられそうな、そのような気分で「大王わさび園」へ向かった。

★「大王わさび園」北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にある、日本最大規模のわさび園であり、年間約120万人が訪れる安曇野随一の観光スポットである。
わさび田に引かれる湧水は一日12万tで、水温は年間通して12℃。収穫は年間通して行われる。
直射日光に弱い為、4月から9月末まで黒い寒冷紗でわさび田を覆う。また、ここは黒澤明監督の映画『夢』のロケ地としても知られる。売店での名物はわさびソフトクリーム、わさびコロッケ。
山葵の栽培品種は、長野23号、真妻、正緑、などがある。
大王」は敷地内にある大王神社に由来し、この神社は民話に登場する八面大王の胴体が埋葬されているとされる

開園前にもかかわらず観光バスがどんどんと駐車場へ入ってくるし、自家用車も何台か止まっている。
北アルプスの稜線 大王わさび園
入園は無料なので時間に縛られるおそれはないが、広大なわさび園は何カ所も売店があり、ゆっくりすれば半日位過ごすことができる。
広大なわさび園 広大なわさび園
園内の万水川に水車が3連並んでいます。散策して最後に水車の所へたどり着き、ようやく自分で納得。
色々なHPでここの写真が数多く載っている。最初は何処だろう?気になるところの1つであった。
こんな所本当にあるのか?新潟にも水車があるところは何カ所か有るが、これ程までに水車と清流がマッチしているところは無いと思っていた。それが今、目の前にある。思わずため息。
万水川 万水川の水車
万水川
この安曇野は水の里として知られている。メインとなる場所を求めて車を走らせた。
ガイドマップには此処という場所は示されていない。大王わさび園の案内の人に聞いてもはっきりと(確か小さな看板が有ったはずだが・・・・?)わからない。・・・・?
重柳地区をぐるぐる回っていたら郷土文化伝習施設があり、そこで再び地元職員らしき人に伺った。
「湧水ではなく湧水群という様に特に此処だという場所はありません。この辺一体は、いたるところ湧水があり、ほらそこの小さな堀からも水は湧いて出ているでしょう。静岡の柿田川の様にココがそうですと行った場所は残念ながら・・・・
この湧水は安曇野の西側北アルプスからはもちろん東側からも雪解け水等が地下10メートル位の所を地下水となって通り、そして湧き出ています。
確かに東西には万水川・犀川がありますが、その下を通って。
ほら隣の田淵行男記念館((山岳写真家、高山チョウ研究家である田淵行男
(1905年6月4日-1989年5月30日)の作品、遺品などを展示した記念館))脇からも出ているでしょう。
湧水 湧水
そして水はこの辺ではいちばん低い所、大王へ流ていきます。」
思わぬ訪問者がうれしかったのか、建物の外まで出てきて、延々とお話しして下さった。
前日上高地を散策してきた為か感動は少なかったが、十分に私の心を動かしてくれた。
どうしても新潟では?と比較してしまうが、なかなか新潟に存在するのだろうが、恥ずかしながらまだ私が見ていないのかも知れないが、このような姿は見あたらない。
今までに私が訪れた中では、
柿田川はもちろん、
  柿田川
三島市の源兵衛川、
  源兵衛川
茨城県の泉が森、
  泉が森
岐阜県郡上八幡、
  郡上八幡
北海道オンネトー、
  オンネトー
津軽十二湖、
  津軽十二湖 鶏頭場の池
等々に優るとも劣らない自然風景であった。
本当の自然なのか人工的に造られた自然なのは別にして、後世に残したい風景に代わりはなかった。
3日程現地に留まり、色々なところを散策したかったが最後の目的地「姫川源流」へ向かいました。

★『姫川』
水源は長野県北安曇郡白馬村の親海湿原の湧水である。姫川源流湧水として名水百選に選定されており、雪融けのころに咲く福寿草と水芭蕉が知られる。元々の水源は青木湖であったが、佐野坂の地すべり堆積物によって堰き止められたと考えられている。そのため、湿原の湧水は青木湖からの漏水であるとの説がある。
白馬村においては、白馬連峰に端を発する支流の松川や平川が扇状地を成し、平坦な盆地(白馬盆地)を形成している。ただ、流域の大半は白馬岳を始めとする標高2,000mを超える山々が連なり、非常に急峻である。
流路が北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界となっている糸魚川静岡構造線にほぼ沿い、東西にある急峻な西頸城山地と北アルプスから供給される土砂が多い。また、飛騨外縁帯の脆弱な蛇紋岩が上流部の八方尾根、中流部の平岩・小滝付近、および支流の大所川上流部に広く分布するため、地すべり地形が広く分布する。そのため豪雨による土砂災害が絶えず、道路や鉄道が不通となることがたびたびあり、暴れ川として知られている。
この川の流域には、蛇紋岩中に構造岩塊として含まれていたヒスイの産地があり、現在確認されている日本全国の縄文時代早期から奈良時代の遺跡から発見されているヒスイ製大珠や勾玉などの装身具の原料は、この川の流域や西方にある青海川流域、および新潟県糸魚川市大和川海岸から富山県下新川郡朝日町宮崎海岸にかけての日本海沿岸で採取されたヒスイを用いて現地で加工されたものであると考えられている。
現在でも、姫川河口の東西の海岸(東は糸魚川市大和川海岸、西は黒部市石田浜)や姫川の河原において、ヒスイを観察することができるが、ヒスイに類似した岩石も多く鑑定には経験を要する。
糸魚川市 美山公園にはヒスイについて考古学的な側面から紹介した長者ケ原考古館と、地球科学的側面から紹介した、フォッサマグナミュージアムがあり、フォッサマグナミュージアムでは採集した岩石がヒスイかどうかを学芸員が鑑定するサービスが行われている。

姫川に関する詳細は上記のようにHPに紹介されており、今更語ることではないようですが、とにかく解りづらい場所に代わりはない。国道脇に看板が1つ。それも案内看板ではなく車を止めるためのもの。見過ごして先方の道の駅「白馬」から戻ってしまった。
姫川 姫川
姫川 姫川

山道を下り、木道を渡っていくときれいに澄んだ水がコンコンと湧き出ている。
ベンチで辺りをしばらくながめ、3泊4日の帰路に就いた。

立山カルデラ見学会が中止となり、予定が少しずれてしまいましたが、後半は天候にも恵まれ、まずまずの旅??となりました。各地でおみやげを買ったり、温泉に入ったり、食事を楽しんだりするのもいいが、私は各地の自然風景を見るのが好きだ。時間に追われる団体旅行は好きになれない。せっかくの非日常を一人で時間の許す限り見ていたいものだ。決して他人に強要しないが、今ある自然をいつまで残していきたいものである。

平成22年10月 勝山

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